親という名の飼育員

子育て在宅ワーカーの奮闘の日々を綴ります

【子育て】1年以上にも及ぶしまじろうからの誘惑に、屈しなかった話

 

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今月もこの日がやってきた。

幼稚園から帰ってきた息子の目はキラキラしている。

「ねえ!今日こそお手紙は来た? ねえ!早くポストを見てみようよ!」

郵便ポストの細いフタを押し上げ、目を細めて中を覗く息子。

私がカギを回してやると、すぐに扉を開ける。

「やったぁ! しまじろうからのお手紙だぁ!」

 

彼が毎月こんなにも楽しみにしている届け物とはずばり、こどもちゃれんじからの無料案内である。

こどもちゃれんじとは、ベネッセが提供する0~6歳向けの幼児教育教材。

子どもの成長に合わせた玩具が毎月自宅に届くサービスだ。

 

我が家も資料請求か何かで一度申し込みをしたことで、毎月この案内がポストに届くようになった。

 

ところでみなさんはご存知だろうか。

こどもちゃれんじの無料案内が、無料なくせにとてつもなく力が入っているという事を。

 

その中身は教材の案内だけではない。

本契約した人だけに届く玩具の「体験版」として、紙製で再現したものが入っているのだ。

シールを貼ったり組み立てて立体を作ったり、簡単なものとはいえ工作ができるようになっている。

それに加えて体験版のDVDも。

 

子どもにとってはそれはそれは十分楽しめる内容で、我が家の息子にとっても例外ではない。

彼は毎月その封筒が届くと「今月もしまじろうが僕にお手紙を送ってくれた!」と飛び跳ねて喜び、満面の笑みでその紙の工作やDVDに熱中するのだ。

 

「かわいそう!そんなに欲しがっているなら本物を買ってあげればいいのに!」と言われそうなので、ここで前置きしておきたい。

 

我が家は別にひもじいわけではない。

お誕生日などの特別な日には息子が欲しがる玩具を買ってあげているし、祖父母からもたまに与えてもらっている。

欲しがる物を買ってあげたくないわけでは決してない。

 

ただ、スペースがないのだ。(完全に親の都合)

そして、気分屋の息子に次々新しい物を与えることに抵抗があるのだ。そういう年頃なのかもしれないが、昨日は大好きだったおもちゃに今日は見向きもしなくなっていることがよくある。

どうしてもこれが欲しいと言うので買ってあげた2000円以上もする伊勢海老のフィギュアが、翌日にはもうその存在すら忘れられカウンターの上にむなしく置かれている姿を見て、懲りた。

そんな理由で、こどもちゃれんじを契約する気はなかった。

 

ただ毎月毎月「しまじろうからの手紙」を楽しみにしている息子に「これは無料体験版だよ」とは言えるはずもなく、喜ぶ姿を見ながらなんだか少し申し訳なく思っていた。

 

そしてある時、とんでもないピンチがやってきた。

お友達のお家に遊びに行った時のこと。

なんとそのお友達はこどもちゃれんじ購読者だったのだ。

ちょうど先月遊んだ紙のお店屋さんごっこセットが・・・その「本物」がそこにはあった。

息子は目を丸くして驚く。

「これ、僕のお家にあるやつとちょっと違うね・・・」

レジは立体、引き出しが開く。スキャナーを商品に当てるとピッと可愛らしい音が鳴るのだ。

息子は夢中で遊んだ。お友達そっちのけで遊んだ。

そして帰り道私にこう言った。

「ママ、○○くんちのお店屋さんごっこセットは、僕のお家のと違ってなんだかすごかったね。」

 

もう一度言っておきたい。

我が家は別にひもじいわけではない。

ただ事情があって買わないだけだ。

 

そしてその日から、息子はそのしまじろうからのお手紙に「本物」があることを知ってしまった。

無料体験版への純粋な感動も、どこか捻くれてしまったようだ。

「ねえ、これ本物だったらどうなるの?もしかしてこのボタンを押すと音が鳴るのかな?すごい!ワクワクするな~!」

息子の上目遣いな視線が痛い。

 

そして無料案内が届き出してからかれこれ1年以上。

我が家まだ、しまじろうからの甘い誘惑には屈していない。

 

ちょうど昨日もポストに封筒が届いた。

「やったあ!今月もしまじろうが僕にお手紙送ってくれた!無料の!」

息子の言葉が刺さる。

 

何が言いたいのかというと・・・

ベネッセさん、無料なのに、いつもこんなに楽しませてもらってありがとうございます!

そして、息子が本物じゃないと満足できなくなったら申し込みますね!

ということだ。

【コラム】子どもを産むのはおすすめしない

子どもなんて産むんじゃなかった。

あなたをこの世に産んだあの日から、私の人生は180度変わってしまった。

 

休みの日は早起きして、カフェでコーヒーを飲みながらぼーっと物思いに耽る。そんな時間が大好きだった。それが今じゃどうだろう。物思いに耽る時間なんて一瞬たりともない。

 

友達とランチをしながら過ごす時間なんてもう最高。思い思いに言葉を交わすその空間が大好きだった。それが今じゃどうだろう。行くのは決まってファミレスばかり。ハンバーグ?スパゲティ?私が食べたいフレンチはこんなところにはない。

 

オシャレだって大好きだった。カツカツカツって響くピンヒールの音は、私にいつもオンナとしての自信をくれた。それが今じゃどうだろう。履くのは決まってスニーカーばかり。公園に行くから土で汚れても目立たない色を選ぶ?なにが楽しくてそんなことしてるんだろう。

 

サラサラの髪の毛なんてもう、私の取柄そのものだった。それが今じゃどうだろう。乾かさなくてもいいように短く切り揃え、好き勝手にハネてむなしそうな襟足。

 

ネイルだって大好きだったのに。ピンクのグラデーションにシルバーのラインストーン。指先のおしゃれはいつも私のテンションを上げてくれた。それが今じゃ日焼けしてささくれた手。

 

キャンドルを炊いて好きな音楽をかけながら、お気に入りの雑誌で明日のコーディネートを考えながら眠りにつく夜。どうしてくれるんだ、そんな私の大好きだった時間。今じゃ夜が明けたって残るのは目の下のクマだけだ。

 

行きたいところに行く、会いたい人に会う。そんな当たり前だと思っていたことが思い付きでできなくなった毎日は、まるで足に鎖が付いているような感覚だ。

 

子どもを産んでから失ったものは数えきれない。

 

今までの自分を作ってきた、大好きだったものはただの贅沢となり、これまで毛嫌いしていたがさつなものたちが日常になりつつある。

 

私はいつから人生の脇役になってしまったんだろう。

ずっとこの人生の主役は自分だと思ってた。死ぬまでずっと。

 

好きな物を買って、好きな服を着て、好きな物を食べる。そんな人生は心底愛おしかった。

 

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でも、不思議だ。子どもを産む前の自分には戻りたくない。

子どもたちと出会えない人生ならば、死んだ方がましだと思えるくらいだ。

 

今日もベッドに入るとふと考える。

この子たちの寝顔を見ながら眠りにつく以外の人生、私に考えられるだろうか?

明日も笑ってくれるならそれだけでいいと、そんな気持ち以上に胸を温かくしてくれる感情に出会えるだろうか?

 

子どもを産むのはおすすめしない。

失うものが多すぎる。それはまるで、羽をもぎ取られ飛べなくなった蝶のようだ。



子どもを産むのはおすすめしない。

そんな蝶になれて良かったと。失った羽の代わりにこの子たちがこの人生に植え付けてくれた小さな芽を、大切に育てていきたいと、一つも失いたくないと、そう心から思えないのなら。

【コラム】子どもが小さいうちはそばにいたい! それってそんなに悪いこと?

専業主婦に罪悪感?

「子どもが小さいうちはそばにいたい! それってそんなに悪いこと? 」

正しくは、

「子どもが小さいうちはそばにいたい! それってそんなに罪悪感を持つこと? 」

と言ったほうがいいのかもしれない。 私が仕事を辞めたのは長男の妊娠中だった。

なかなか収まらない悪阻に日々大きくなるお腹・・・。体調がすぐれず出勤できない日が続き、精神的にも肉体的にも限界だった。

 

働いていたのは両親が経営する小さな会社。成長への期待と親心から、私のひよっこキャリアではとても経験できないような仕事をまかせてもらえていたのに、半ば投げ出すように辞めてしまったことを今も後悔して止まない。

仕事を辞めた時はたしか、出産まで残り2か月を切ったころ。世間的にもちょうど産休に入る時期だっただろう。

 

子どもを産んだらすぐに仕事に復帰して、子育ても仕事もバリバリして・・・妊娠当初はそんな風に思っていた。けれど、出産が間近に迫り不安に押しつぶされそうになる中で、とてもそんな風に明るい未来を想像する余裕はなくなっていた。

とにかく子どもを無事に出産することだけを考えたくて、それしか考えられなくて、「休むのではなく辞める」というその場しのぎの選択をした。 無事に出産を終えてからは、一日中赤ちゃんと向き合いながら穏やかに過ごす日々。幸い我が家には微々たるものだが貯金もあったし、夫は私が専業主婦でいることを快諾してくれていた。

この子が幼稚園に行くころにはまた仕事を探そう! それまでは節約しながらのんびり子育てしよう! とただ我が子と向き合える毎日に幸せをかみしめていた。

 

でも子どもが生後2~3か月になったころ、ふつふつと湧き上がってきた感情。

「私、なんだか悪いことしているような・・・」 「子どもが小さいうちはそばにいたい! それってそんなに悪いこと? 」

いや、誰も悪いなんて言っていない。それぞれ家庭の事情があるし、働かなくては生活していけないのならもちろん働かなくてはいけない。けれど、子どもの手が少し離れるまで子育てに専念することが許される状況であるなら、そうしたっていいはずだ。

 

「子どもが小さいうちはそばにいたい! それってそんなに罪悪感を持つこと? 」

たぶん本当はこっち。子育てに専念して働かないことに罪悪感を感じているのは、自分自身なのだ。

 

実際に、2018年にとある主婦向け人材サービス会社が調査した専業主婦(主夫)向けのアンケート結果では、子どものいる専業主婦(主夫)の約半数以上が「専業主婦でいることに後ろめたさや罪悪感を感じたことがある」と回答したそうだ。 私がこのとき抱いていた感情も、罪悪感という言葉があてはまるかもしれない。 社会的地位や繋がりが何もなくなったことで、世間から切り離されてしまったような感覚。そしてなにより「自分に収入がなく養ってもらっている事実」に一番耐えられなかった。

 

私だって「子育て」という大仕事をしている。人ひとりを生かしておくことに必死な毎日は、ある意味毎日オフィスに出勤して働くより大変なことかもしれない。赤ちゃんの泣き声は昼夜関係なく響き渡るし、定時があるのがうらやましく思えるくらいだ。 でも、いくら頑張っても「お金がもらえない」。

 

いくら自分に「子育てを頑張っているから! 今はそういう時期だから! 」と言い聞かせて納得させようとしてみても、私はやっぱり自分がお金を生み出せていないことに耐えられなかった。

1円もお金を稼いでいない自分に価値を見出せず、我が子と向き合う日々に心は満たされているのに、どこかぽかんと穴が空いているような感覚だった。

 

そして、その気持ちから抜け出すには「少しでも働いてお金を生み出すしかない」と思った。 でも、子どもと一緒に過ごす時間はもちろん諦めたくない。今しか見ることのできない成長の過程を一瞬たりとも見逃したくない気持ちが強かった。だから、保育園に預ける選択肢は自分の中でなかった。 そこで私がした選択が「子育てしながら家で働くこと」。子育て在宅ワーカーの誕生だ!

そのときまず「1番は子ども、仕事は2番」という優先順位を守ることを心に決めた。子どもの相手がおろそかになってしまうのなら、気持ちを満たすために仕事をするべきではないと思ったからだ。それなら子どもは保育園に行ってお友達と思いっきり遊び、私はその間働く、と割り切ったほうがお互いにとって幸せなはずだ。

 

でも、子どもといられる時間を一瞬でも諦めたくないと、欲張っているのは自分。それなら、仕事は自分の体力と時間を削ってやるべきだと思った。

 

日中は一緒に思いっきり遊び(もちろん自分も疲れる)、夜は寝かしつけてからPCの前に座る。夜泣きで中断されることだってもちろんあるし、寝不足で正直体力的につらいこともある。 でも、心のなかにあったモヤモヤとした罪悪感は、空が晴れるようになくなった。

なにより「私、働いてる! 子どもだけでなく、社会からも少しだけ必要とされてる! 」という気持ちを持てたことが嬉しかった。

いつしか感じるようになった「お金を使うことへの罪悪感」も感じなくなった。それはもちろん、多少なりとも自分も稼いでいるからだ。 「子どもが小さいうちはそばにいたい! それってそんなに悪いこと? 」

悪いことでは絶対にない! 子育てってきっと世界で一番の大仕事だ。世のお母さんたち、自信を持って!

 

「子どもが小さいうちはそばにいたい! それってそんなに罪悪感を持つこと? 」 分かる分かる、そう思ってしまう気持ち。私がそうだったから。でも、決して罪悪感を感じないでほしい。子どもとべったり過ごせる時間は何ごとにも代えがたい、人生の宝物だ。

 

でもどうしても罪悪感がぬぐえない人へ。 今では在宅で働ける仕事がたくさんある。探せば1日1時間だけ家でできる仕事だってたくさんある。その1時間で罪悪感がぬぐえるのなら、ちょっと挑戦してみてはいかがだろうか?

【子育て在宅ワーク】寝かしつけからの寝落ちを回避する3つの方法

 

寝落ちを防ぐ方法

子どもを寝かせてから仕事頑張るぞー!・・・のつもりが一緒に寝落ちしちゃって朝起きてトホホ( ノД`)ってことありますよね。

私が寝落ち回避のために実践している方法を紹介します!

子育て在宅ワーカーあるある! 子どもと一緒に寝落ち問題

締め切り間際の案件があって切羽詰まっているのに、今日は昼間全く作業ができなかった・・・。そんな日は「よし! 夜子どもたちを寝かしつけてから頑張るぞ!」と計画を練ることでしょう。というかそうするしか道はありません。 火事場の底力を発揮するために早起きして頑張る! という選択肢もありますが、心配性の私にはなかなかできません。(たぶん不安で眠れないでしょう)

そんな崖の上に立たされたような追い詰められた夜。睡魔に負けて寝落ちなんかしてしまった日には、朝起きてその現実にしばらく思考が停止してフリーズ・・・白目を剥いて現実逃避したくなるに違いありません。

このように、子どもを寝かしつけて一緒に寝落ち&朝Oh my God! は子育て在宅ワーカーあるあるかもしれませんね。

そこで今回は、私が普段実際にやっている「子どもの寝かしつけからの寝落ち回避方法」を3つご紹介しましょう。

方法1:アラームをかける

一番確実な方法はこれです。子どもってこちらが「早く寝ろ~」と念を送りながら寝かしつけすると、そのプレッシャーが伝わるのかなかなか寝てくれません。

でもこちらが「えい! もう一緒に寝てしまえ!」となんなら先に寝てしまう勢いで肩の力を抜いて寝かしつけに臨むと、案外すんなり寝てくれるもの。 そこで、私はよく1時間後とかにアラームを設定して一緒に寝てしまいます。すると、子どもたちは寝てくれる&自分も少し寝ることで頭がスッキリして作業がはかどる! ということで一石二鳥です。

ただし「アラーム音はイヤホンで自分にだけ聞こえるようにする」というのがこの方法の鉄則。アラーム音が寝室中に響き渡ってしまおうものなら、寝かしつけのためにせっかく費やした貴重な時間は水の泡になります。 ちなみに私のスマホiPhone。普通にアラームを設定すると音が聞こえてしまうので、目覚ましアプリなどを使ってイヤホンにだけ聞こえるようにしています。

方法2:お風呂に入らない

次は、お風呂に入らず寝かしつけするという方法です。普段、お風呂に入ってからじゃないと絶対に寝たくない! という方にはとても有効です。

(逆に、お風呂入らなくても全然寝れちゃう~というガサツな方には全く効きません。そして、お風呂に入らないとベッドに上がるのすらイヤ! という少々潔癖な方にもおすすめできません。) このとき、服は楽なものに着替えてしまうのではなく、できればそのままの服(デニムとか寝苦しい服ならなおOK)で寝かしつけするのをおすすめします。

私はお風呂に入っていないとなかなか寝るモードになれないので、この方法は結構高確率で寝落ちを防ぐことができています。先にお風呂に入ってしまった日は「歯磨きをしない」という方法でも乗り切っています。

方法3:仕事部屋のエアコンや電気を付けたままにする

案外効くのがこの方法です。私は普段リビングでノートパソコンを開いて作業しているのですが、絶対に寝落ちしたくない日は、あらゆるものを付けっぱなしにして寝かしつけに臨みます。 エアコン、電気、テレビ、パソコンの電源・・・ 想像してみてください。朝起きて、ギンギンに冷えた部屋とモーニングニュースが流れているテレビ、朝日にも負けるような無駄についた電気の灯りを目にする瞬間を。

違う意味で白目を剥くでしょう。もしかすると、原稿が締め切りに間に合わないよりも精神的なショックは大きいかもしれません。絶対に寝落ちしない自信がある方はぜひ試してみてください。

結局は強い意志と気合い!

普段私が実際にやっている寝落ち回避の方法を3つご紹介しました。

これを言ってしまえばおしまいですが・・・寝かしつけしてからもう一度エイッと起きられるかどうかは、結局は強い意志と気合いです。

私も子どもの夜泣きで寝不足の日々が続いている時は、アラームを無意識に止めていたり、お風呂に入っていなくてもそんなの関係ねぇ! と寝落ちしてしまうことも多々ありました。朝起きてクーラー付けっぱなしの部屋に立ちすくんだ日もありました。

 

だからこそ、一番言いたいことはこれです。 締め切りギリギリにならないように、案件は余裕を持って進めましょう!

【子育てしながら在宅ワーク】作業時間を死守! 具体的な1日のルーティーン

小さな子どもの相手に溜まる家事・・・いつ仕事なんてしてるの? ってよく聞かれます。無理なくこなす為の私のルーティーンを紹介しますね!

月に5~10万円稼ぐために必要な作業時間は?

私は今、時給換算で約1,500円の仕事をしています。(記事単価&書くスピードアップで、時給単価を上げていくことができました。そのへんのお話はまた詳しく) 作業時間は主に平日に確保するようにしています。

平日がひと月に約20日間あると仮定すると・・・ 例えば月に5万円稼ごうと思えば、1日あたり2,500円=時間にして1時間半ちょっと、月に10万円稼ごうと思えば、1日あたり5,000円=3時間ちょっと、作業時間を作ればいいことになります。

いつ作業してるの?

在宅ワークを始めた理由が「子どもとの時間も仕事もどちらもあきらめたくなかった」から。作業に時間を取られて子どもたちの相手ができなければ、本末転倒です。 ということで、私の主な作業時間は子どもたちが寝ている間。昼寝の間と夜の寝かしつけ後、子どもたちが起きる前の早朝が、勝負の時間です。

とはいえ猛獣のように元気な子供たちは、いつも昼寝をし、毎晩早く寝て、毎朝起こすまでスヤスヤ眠っていてくれるわけなどありません。 だから大変なのです。

作業時間は「できるものではなく作るもの!」と自分に言い聞かせるようにしています。

平日の具体的なルーティー

今日は上手くいった! と1日が終わるころに小さくガッツポーズしてしまうような、理想的な1日のルーティーンがこちら。

  • 5:30 起床
  • 7:00 朝食
  • 8:00 夫は会社へ、長男は幼稚園に送り出し
  • 10:00 次男&長女が同時にお昼寝してJOB TIME(1時間)!
  • 12:00 昼食
  • 14:30 長男帰宅
  • 17:00 お風呂
  • 18:00 夕食
  • 20:00 寝かしつけ完了
  • 21:00 JOB TIME(2時間)!
  • 23:00 就寝

続いて、疲労感はとてつもないのに仕事は全く進まず、思わずなんて日だ! 叫びたくなるようなとある1日がこちら。

  • 4:30 起床&JOB TIME(長女が泣き出して中断)!
  • 7:00 朝食
  • 8:00 夫は会社へ、長男は幼稚園に送り出し
  • 10:00 次男&長女が同時にお昼寝してJOB TIME(どちらかが起きて中断)!
  • 12:00 昼食
  • 14:30 長男帰宅
  • 17:00 お風呂
  • 18:00 夕食
  • 20:00 寝かしつけ完了&JOB TIME(と思ったらなかなか寝ず粘る)!
  • 21:00 まだ寝ず粘る!
  • 23:00 一緒に寝落ちして終了

お分かりいただけるでしょうか?そう、理想のルーティーン通りに作業時間を確保できるかどうかは、すべては子どもたちのコンディション次第です。 そのため、作業時間が全然確保できなかった日のシワ寄せはもちろん、他の日にくることになります。そうなると(本当はやりたくないけれど!)ゆっくり過ごしたい週末に、泣く泣く作業しなくてはいけません。

幸い、私の夫は育児にとても協力的&在宅WEBライターという仕事に理解を示してくれているので、「今週ちょっと仕事できなかったから、土曜日に時間欲しいんだけど・・・」と言うと「了解! 子どもたち連れ出すから気が済むまでやって!」と言ってくれます。 ということで「1日に絶対3時間作業しないとダメ!」などと自分に強く課してしまうと「もうパンク・・・無理!」となるので、私は週単位でみて柔軟に作業時間を確保するようにしています。

作業時間を確保するために

私は、作業時間確保のために一番大切なことは「切り替える気持ち」だと思っています。

できる時は短時間でもトコトン集中してやる! やりだしたけど中断されてしまった・・・という時は、できなかったという気持ちを引きずらずに潔くあきらめて、子どもの相手に徹する! 仕事時間とプライベート時間を切り替えて、自分への気持ちの負荷をいかに少なくするかが、在宅ワークをストレスなく無理なく続ける秘訣ではないでしょうか。(もちろん、周りの協力にも感謝ですね!)

【在宅ワークの始め方】ライター経験0のド素人主婦が月10万円稼ぐまでにしたこと

WEBライターで10万円稼ぐ方法

これから在宅ワークを始めたいと思っているそこのあなた。でも、在宅ワークってそもそもどうやって始めたらいいのか分からない…という方も多いのでは?

今回はWEBライター経験0のド素人だった私が子育てしながら自宅で月10万円稼げるようになった経緯を、簡単にご紹介します。

在宅ワークってどんな種類があるの?

コロナの影響で世の中のテレワーク化が進み、より一層注目を浴びている在宅ワーク。面倒な人付き合いに悩まされたり満員電車に揺られたりすることもなく、自宅にいながらお金を稼げるなんて最高ですよね! では在宅ワークには具体的にどのような種類があるのでしょうか?ざっと挙げるだけでも、

ライター・データ入力・翻訳・デザイン・ホームページ作成・出品代行・・・

などさまざまな仕事があります。

最近ではテレワーク化によって在宅でできる仕事がもっと多岐にわたるかもしれませんね!

 

私が前職を辞めたのが長男の妊娠中。出産を終えたら保育園に預けてまた働こう…とその時は思っていました。でも生まれたての我が子とゆっくり過ごすなか、「この子の成長は毎日近くで見守りたい!」そんな気持ちが日に日に強くなっていきました。 そこで頭をよぎったのが「在宅ワーク」という選択肢。

長男を預けず家で仕事ができたら、親子で過ごす時間も仕事もどっちもあきらめなくていいじゃん! という安易な考えでした。(実際はそんな簡単なことではなかったのですが…その話はまた詳しく) という訳で、在宅ワークの求人を探すことにしたのです。

 

WEBライターってどんな仕事?

たくさんある在宅ワークのなかで、私が選んだのが「WEBライター」。企業のWEBサイトに掲載するコラム記事、ECサイトに掲載する商品の説明文など、WEB上のあらゆる文章を書くお仕事です。 例えば「新しいパソコンが欲しいな~どれがおすすめなんだろう?」と思ったときに、スマホで検索すると「2020最新! おすすめパソコン10選」みたいなサイトが出てきますよね。

それはきっと1記事数百円~数千円で依頼された、私のようなWEBライターが書いたもの。何かを知ろうとするとき、まず始めにスマホを手に取り検索する今の時代。ほとんどの人が日々のなかでWEBライターの書いた文章に触れているはずです。 私がWEBライターという仕事を選んだのも、「文章書くのは好きだし…よくネットサーフィンしてるから普段読んでるサイトに載っているような記事なら自分にも書けるかも。WEBライターって響きもなんだかカッコイイし…よし! WEBライターになろう!」という簡単な考えからでした。

具体的にどうやって始めたの?

「在宅WEBライター」になる決意をした私は、まずはクラウドソーシングのサイトに登録してみることにしました。

クラウドソーシングとは「CrowdWorks(クラウドワークス)」や「ランサーズ」といった、仕事の発注者と受注者をマッチングしてくれるサービスのこと。 例えば、ある企業が自社サイトに掲載するために「~についての記事を書いてください」という仕事を発注します。すると、ライターの仕事を探している人たちが「私やりたいです! 私にやらせてください!」と応募できる仕組みです。

WEBライターは特別な知識や経験がなくてもなることができます。でも、仕事をくれる人がいないと仕事ができません。クラウドソーシングはそんな駆け出しのライターが仕事をもらう為のチャンスがゴロゴロ転がっている場所で、おそらく多くのライターが通る道でしょう。 たしか私が最初に応募したのは「インテリアに関するまとめ記事の執筆! 書くことが好きなら未経験でもOK!」みたいな求人だったと思います。

簡単なプロフィールや経歴を書いて応募、テストライティング(お題を渡すので試しに1記事書いてください~という、いわゆる簡単な筆記試験のようなもの)を受けて、正式に仕事依頼の連絡をもらいました。 その時はとても嬉しかったのを覚えています。

こうして、晴れてWEBライターとしての初めの1歩を踏み出すことができたのでした。

 

どれくらい稼げるの?

今でこそ月に10万円ほど稼げるようになりましたが、最初はさんざんでした。

そもそもWEBライターの仕事には、文字単価制、固定報酬制、時給制など報酬の形態がいくつかあります。そしてこの中で最も多いのが「1文字○円」といった文字単価制です。 未経験のWEBライターだと、せいぜい1文字1円がいいほうです。1文字0.1円なんて案件もザラです。

1文字0.1円…考えてみてください。1,000文字書いても100円、10,000文字書いても1,000円です。大学のレポートなどでイメージすると分かりやすいかもしれませんが、3,000字の課題って書くのもけっこう大変だと思うのですが、それでも報酬は300円です。 クラウドソーシング上で初めての仕事をもらえただけで「やった~憧れのWEBライターになれた~」と舞い上がっていた私。実際に書き始めてやっと、未経験のド素人が簡単に受かった理由が分かりました。

たしかその記事単価は0.5円だったと思います。寝る間を惜しんで書いても書いても、ひと月数千円にしかなりません。

・・・やってられるか!(言葉悪くてすみません)

正直、最初は全然稼げませんでした。クラウドソーシング上でも単価の高い仕事はあるのですが、評価も実績もないライターにはそんな仕事回ってくるはずもありません。 でも「経験0の自分が文章を書くことで少しでもお金をもらえている」という実感を得られたこと、数をこなすことでしか鍛えられない書くスピードを身に付けられたということは、今でも自分にとってとてもいい糧になっていると思います。

そして「どんどん応募! どんどん書く!」をめげずに続けること数か月(その間の収入は良くても月に2万円ほど、時給換算で500円くらい)。クラウドソーシング上での評価が少しずつたまってきたところで挑戦したのが「記名記事」でした。 WEBライターに依頼される記事には「記名記事」と「無記名記事」があります。

無記名記事はいわゆる匿名なので、頑張って書いて記事が世に出たところで、その記事を書いたのが自分だなんて誰にも知ってもらえることすらありません。

でも、記名記事ならライター名として自分の名前が残るので、実績として積み上げていくことができます。

もちろん書くなら記名記事がいい! というライターは多いので仕事をゲットするには少しハードルが高いですが、その分文字単価も高い傾向にあります。 私もこの記名記事の求人に運よく受かったことで、文字単価が一気に2円まで上がりました。0.5円から2円・・・めちゃくちゃ嬉しかったです。WEBライターとして仕事をし始めて半年が経った頃だったと思います(この時には収入が月に4万円ほど、時給換算で約1,000円までアップしました)。

 

そして記名記事で1年ほど実績を積んだ頃から、クラウドソーシング上ではなく、ライターを募集しているWEBメディアに直接応募するようになりました。記名記事を執筆実績として提示できることが強みとなり、段々と自分が望む単価の仕事をもらうことができるようになりました。 今は記名記事を3サイトほどで書かせてもらっています。文字単価は5円~。(WEBライターを始めて約4年、時給換算で約1500円以上です)。

ということで・・・ WEBライターという仕事は、記名記事の実績をたくさん積むこと&書くスピードを上げて自分自身で時給をUPすることで 「頑張れば稼げる」というのが持論です

この記事が、在宅ワークをお探しのみなさん&これからWEBライターの世界に飛び込もうと思っているみなさんの、お役に立てると嬉しいです。